説明
好評を頂いた単眼生物顕微鏡<M50>の後継機の<M51>です。本機は「子供のための入門機」という位置づけにしており、低価格・使いやすさ・高性能を目指して企画した製品で、①対物レンズのグレードアップ、②キャリーバックの追加を行い、よりクリアで使いやすい顕微鏡となりました。
本体は高強度のプラスチックを使用しており、軽量で、取り回しの良さを確保しています。プラスチックというと脆弱で安っぽいイメージがあるかもしれませんが、のハンマートーン風の表面テクスチャを再現しているために、外観は一般的なアルミ合金のものに近い仕上がりになっています。また、剛性も高く、「プラスチック」という言葉からイメージされるような脆弱さは全くありません。
光学系(レンズ)も高性能なもの(アクロマート型)であり、見え味には満足いただけると思います。機械部分(ピント合わせ)もスムーズです。上の画像にM50とスマホで撮影した画像(ホトケノザという植物の葉)を掲載していますのでご確認ください。
コスト重視のため、プレパラートを前後左右に微動操作で動かすためのメカニカルステージはついていません。従って、観察するプレパラート(ガラススライド)は手で動かします(恐らく学校の顕微鏡と同じです)。また、ステージストッパーが付属していませんので、40倍の対物レンズがピント合わせダイヤルで下に下げるとプレパラート(ガラス)にぶつかります(場合によりガラスを破損する可能性がある)ので、理科の教科書に書いてある「対物レンズをガラススライド表面すれすれの位置まで下げた状態から、上にあげる方向でピントを合わせる」ということをお願いします。しかし、この点はガラスとぶつかる可能性のある40x対物レンズは「スプリング式」にM51では改良していますので、接触してもガラスが割れることはありません。
当機の照明は電池(単3 x 3本)で駆動します。コンセントに挿込む煩わしさが無く、本体の軽量性とも相まって、手軽に使うことが出来る顕微鏡となっています。また、本顕微鏡は、通常の「下からの照明(透過光)」に加え、「上からの光(照射光)」の2通りが使えますので、実体顕微鏡のような使い方も可能です(上の写真をご覧下さい)。また、下の「M50の使い方」動画には、M50顕微鏡とスマホで撮影した写真や動画も収録していますのでご覧になってみてください。※動画はM51も共通です。
お子さまだけでなく、大人の方でも十分楽しめる顕微鏡だと思います。
商品の特徴:
- 45°傾斜/接眼部位置は固定、単眼タイプ
- ノーズピース: 3穴レボルバ
- 合焦装置:粗動のみ
- 高精度の光学系。全ての対物レンズが色収差補正レンズ(アクロマート)です。
- 倍率: 40X, 100X, 400X(ミジンコなどの微生物、植物や動物の細胞などの観察が可能です)
※DIN規格ではなく、一回り小さいサイズとなっています。 - アイピース(接眼レンズ):広視野10倍(23mm径、1本)
- 対物レンズ:DIN規格アクロマート型: 4x, 10x, 40x(スプリング式)
- 照明装置(LEDタイプ) 電源は、単3乾電池 3本(別売り)
- ステージには標本クリップ、絞り環が付属。 メカニカルステージ、上限ストッパーはありません。
- 本体材質:高強度の樹脂製(撓み感や強度面での不安は全くありませんのでご安心ください)
- 電源:3電池3本駆動(別売り)
同梱の観察セットの内容:
- スライドグラス(5枚)・カバーグラス(100枚)セット/採集セットS
- 標本プレパラートSPS-10A(10枚)解説書付き
- スマホカメラアダプター
セット内容:
- 顕微鏡本体(対物レンズ3本込)×1
- アイピース(広視野10倍) ×1
- 上記の内容の観察セット
- 梱包重量:約2kg