説明
2023年8月に新たにラインアップに加わった、単眼生物顕微鏡【M70】です。最もオーソドックスなタイプの顕微鏡です。学校の理科室にある顕微鏡と同じタイプのオーソドックスで高性能な顕微鏡です。
このタイプの顕微鏡の良いところは、次のような点です。
・光学系がシンプルであり、対物レンズと接眼レンズが直結したレイアウトになっており、光のロスや乱れが少ないため、本質的によく見える顕微鏡です。
・小軽量のため持運びしやすく、ストレスなく観察できます。
・比較的低価格です。
一方、このタイプの顕微鏡は低価格を最優先にしている商品が多く、高度な観察に必須ともいえる機能が欠けている場合があります。誠報堂科学館では、このタイプの顕微鏡として、高度な観察にも十分に応えることのできる下記の機能を装備しています。
・メカニカルステージ：観察するためのプレパラート（スライド）を前後左右に細かく動かせる装置です。これが無い顕微鏡が多いのですが、安定した観察のためには必須の機能です。
・LED照明装置：このタイプの顕微鏡は、反射鏡で光を集光して観察するのが基本形ですが、反射鏡を微妙に調節して観察するのは、高倍率での観察や、写真撮影の時などには非常な困難を伴います。M70ではLED照明装置を標準装備しています。
また、こちらの顕微鏡のユーザーとなられる方は、初めて顕微鏡を扱う方だと思います。当店では、初めての方でも顕微鏡を使いこなして楽しんで頂けることを配慮して、次のようなアイテムをセットにしています。
・顕微鏡観察に必須な「スライドグラス」「カバーグラス」
・見たいものを採集するための「サンプル瓶」「シャーレ（ペトリ皿）」「ピンセット」
・顕微鏡でスマホ写真や動画を撮影するための「スマホカメラアダプタ」
・顕微鏡が届いてすぐに観察できる「標本プレパラート（解説ガイドブック付）」
・顕微鏡の使い方説明動画（QRコードをスマホで読込んで、スマホで視聴します）
・持運びのためのボックス
誠報堂科学館の顕微鏡は、当店で一品一品、組立て調整を行っています。修理や部品交換にも対応していますのでどうぞ安心してご購入ください。
商品の内容:
■顕微鏡本体
- 単眼生物顕微鏡
- 対物レンズ：DIN規格アクロマート型 4x, 10x, 40x（スプリング緩衝機構付）
- 接眼レンズ：10, 16x（23mmΦ）
- 観察倍率：40x, 64x, 100x, 160x, 400x, 640x
- 合焦機構：粗動ダイヤル、微動ダイヤル（分離式）
- ステージ：メカニカルステージ、ディスク式絞り（5段階）
- 照明装置：LED（mini-USBタイプの充電コードが付属。スマホの充電器などで充電可能です。）裏面は反射鏡となっており、LED照明と自然光照明の2通りで観察できます。
■スライドガラス、カバーガラスセット
- スライドガラス（5枚）
- カバーガラス（100枚）
■採集セット
- サンプル瓶（20mL） 3個
- シャーレ（ペトリ皿）2セット
- ピンセット（プラ製）1個
- スポイト 3個
■標本プレパラート10枚セット（SPS-10A/ 解説ガイドブック付）
1 Pine Leaf (cross section) 松 葉（断面）
2 Coprinus Mushroom Set (cross section) ヒトヨタケ（断面）
3 Sunflower Stem (cross section) ひまわり 茎（断面）
4 Young Root of Broad Bean (cross section) ソラマメの若い根（断面）
5 Onion Epidermis (whole mount) タマネギ 表皮（全組織）
6 Tilia Stem (cross section) シナノキ属 茎（断面）
7 Pumpkin Stem (cross section) カボチャ 茎（断面）
8 Lilium Ovary (cross section) ユリ 子房（断面
9 Lilium Anther (cross section) ユリ 葯（断面）
10 Zea Stem (cross section) トウモロコシ 茎（断面）
■スマホ撮影用アダプタ
- 顕微鏡の接眼部に取り付けて、スマホのカメラで写真や動画を撮影できます。
■使い方解説動画（※動画の公開は8/10頃の予定です）
1 顕微鏡の基礎
2 M70顕微鏡の使い方
3 プレパラートを作ろう
4 観察してみよう
5 写真や動画を撮影してみよう
Gallery:
M70（スマホ＋y小汀ラアダプタ）で撮影した写真・動画をご紹介します。近日公開予定です。
